高麗人参(朝鮮人参)の『6年根』って何?『4年根』との成分・価格の違いを比較

高麗人参の『6年根』とは?4年根と6年根\成分や価格の違いも解説/ 高麗人参Q&A
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高麗人参を調べているとよく目にする『6年根』という表記。4年根との違いや、なぜ6年根が重視されるのか気になっていませんか?

高麗人参は栽培年数によって呼び方が変わり、価格や含まれる成分量にも違いが出ます。この記事では、高麗人参(朝鮮人参)の6年根についてわかりやすく解説します。

高麗人参の『6年根』とは?

高麗人参は種をまいてからの年数によって『◯年根』と呼ばれます。その中でも最も価値が高いとされるのが6年根です。6年間、豊かな土壌でじっくり育つことで有用成分であるサポニン(ジンセノサイド)を豊富に含むようになり、香りや苦みも深まります。

なお、「高麗人参」と「朝鮮人参」は呼び方の違いであり、同じ「オタネニンジン」のことを指します。こちらの記事 で詳しく解説しています。

高麗人参の栽培方法

産地によっても異なりますが、まず種を「苗圃」で発芽させ、約1年かけて苗に育てたのち、本圃(最終的な栽培地)に移す手法が広く用いられています。この苗は『1年根』とも呼ばれ、まだ市場には出ない段階の幼い高麗人参です。

1年根の高麗人参

『4年根』と『6年根』の違い

高麗人参(朝鮮人参)の産地として世界的に知られる韓国では、市場で多く流通しているのは4年根です。6年根に比べると成分量が少なく、価格も比較的手頃です。栽培期間が短いため収穫効率は高い一方、じっくりと根を太らせた6年根に比べると力強さは劣ります。

そのため、日常的に取り入れたい方には4年根、しっかり実感を求める方には6年根、と目的に応じた選び方もできます。

  4年根
6年根
栽培期間 4年 6年
成分量 十分に含まれるがやや少なめ ピークに達する(サポニンが豊富)
価格 比較的リーズナブル 高価(希少価値が高い)
用途 一般的な健康食品・調理用 高級サプリ・贈答品・薬用

6年根は長期間の栽培管理が必要で、土壌も一度使うとすぐには再利用できない(同じ土地で再び高麗人参を育てるには10年以上の休耕期間が必要とされる)ため、生産コストも高くなります。その分、4年根よりも価格が上がる傾向があります。

なお、日本で流通する健康食品やサプリメントは、品質を重視した6年根が多く採用されています。韓国では4年根も広く流通していますが、日本で販売されている高麗人参加工食品の多くは6年根です。

紅参(コウジン)・・・加工によってサポニン量が増す

6年根の高麗人参を蒸して乾燥させたものは「紅参(コウジンまたはベニサン)」と呼ばれます。加工によって成分構成が変化し、より質の高い健康素材として扱われます。また長期保存も可能になるため、さまざまな加工食品の原料として重宝されています。紅参については こちらの記事 で詳しく紹介しています。

6年根の紅参

よくある質問(FAQ)

Q. なぜ6年根が良いとされるのですか?

A. 成分が最も充実するのが6年目とされており、それ以上栽培を続けても根が老化して品質が落ちるため、6年根が最高峰とされています。

Q. 4年根と6年根の価格差はどれくらいありますか?

A. 品質や産地にもよりますが、6年根は4年根の1.5倍〜2倍程度の価格で取引されることが多いです。

Q. 初めて試す場合、どちらを選ぶべきですか?

A. 気軽に始めたい方は4年根、しっかりとした実感を求める方は6年根がおすすめです。まずは目的に合わせて選んでみると良いでしょう。

まとめ|6年根はサポニン量が最も多く高価である

高麗人参には栽培年数による違いがあり、6年根は豊富な成分と高い価値を持つ特別な存在です。一方で4年根は価格も手頃で日常的に取り入れやすいメリットがあります。紅参を含め、加工方法による特徴の違いもあるため、目的やライフスタイルに合わせて選んでみてください。

高麗人参ウェルネス の取扱商品は、すべて韓国産の6年根・高麗人参(紅参)を使用しています。安心してお召し上がりいただくために、産地も限定しております。お気軽にお問い合わせください。