紅参・白参・水参・黒参とは?高麗人参の種類と読み方をわかりやすく解説

紅参(コウジン)って何?他の高麗人参との違いも、わかりやすく解説 高麗人参Q&A
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「紅参」「白参」「水参」など、高麗人参にはいくつかの種類や呼び方があります。加工方法や使い方によって呼び名が変わり、それぞれに特徴があります。本記事では紅参・白参・水参・黒参の違いと読み方についてわかりやすく解説します。

紅参(コウジン/ベニサン)とは?

紅参(コウジン/ベニサン)

高麗人参を皮付きのまま蒸して乾燥させたものです。蒸す過程で赤褐色になるため「紅参」と呼ばれます。保存性がアップし10年以上の長期保存も可能になります。他の高麗人参よりも高級品とされ、価格も高めです。

紅参は韓国では最も一般的な加工形態で、サプリやドリンクなど多くの商品に使われ、日本にも幅広く流通しています。加工によりサポニン量が増す傾向があり、健康維持を意識する方に愛用されています。

読み方: 一般的には「コウジン」と読みますが、「ベニサン」と呼ばれる場合もあります。また、韓国語読みの「ホンサム(홍삼)」として紹介されることもあります。

白参(ハクジン/ハクサン)とは?

白参(ハクジン/ハクサン)

白参は、高麗人参を皮をむいて乾燥させたものです。
紅参に比べると加工度が低く、サポニン含有量は少なめ、比較的安価です。自然に近い形ですが保存性はやや劣り、保存期間は2〜3年程度と言われます。日本国内でもある程度流通しており、健康食品や漢方素材として用いられています。

読み方: 一般的には「ハクジン」と読みます。薬草名としては「ハクサン」と読む方が誤解が少なく、専門領域で使われる傾向にあります。

水参(スイジン/スイサン)とは?

水参(スイジン/スイサン)

水参は、収穫したての生の高麗人参(未加工)を指します。水分を多く含むため「水参」と表されます。
フレッシュな状態なので長期保存が難しく、主に産地や市場で見られます。保存期間は最も短く、冷蔵保存で数週間程度です。サムゲタンなどの料理によく使用されます。

読み方: 一般的には「スイジン」と読まれますが、韓国語の「수삼(スサム)」を直訳した呼び方で「スイサン」と表記されるケースもあります。

黒参(コクジン/クロジン)とは?

黒参(コクジン/クロジン)

黒参は、高麗人参を蒸して乾燥する工程を繰り返して仕上げたもの(9回蒸して9回乾燥)で、色がより濃く深い風味になります。

近年注目されている特殊加工の一つで、研究はまだ発展途上ですが、一部では抗酸化力などが注目されています。製造に時間と手間がかかるため他の加工高麗人参に比べて高価格です。

読み方: 一般的には「コクジン」と読まれますが、「クロジン」と表記されるケースもあります。

まとめ|高麗人参は加工方法や状態で名称が変わる

このように、高麗人参は加工方法や状態により名称・読み方が変わるのが特徴です。

名称 読み方 加工方法 サポニン含有量 保存期間 価格帯
紅参 コウジン/ベニサン 赤褐色 蒸して乾燥 最多 10年以上
白参 ハクジン/ハクサン 白〜淡黄色 皮剥き天日乾燥 中程度 2〜3年
水参 スイジン/スイサン 生の色 未加工 生の状態 数週間 低〜中
黒参 コクジン/クロジン 黒褐色 9蒸9乾 特殊成分あり 長期 最高
  • 紅参:蒸して乾燥した保存性の高い形
  • 白参:皮をむいて乾燥させた自然な形
  • 水参:生の高麗人参
  • 黒参:繰り返し加工され濃縮された特殊形

高麗人参は加工方法によって紅参、白参、水参、黒参の4種類に分類され、それぞれ異なる特徴と効果を持っています。ご自身の目的や予算、好みに合わせて適切な種類を選択することが大切です。

また、日本語の読みはメーカーによって異なるのが実状です。どの種類を選ぶにしても、信頼できる販売店から購入し、適切な方法で保存・摂取することを心がけましょう。高麗人参の恩恵を最大限に活用して、健康的な毎日をお過ごしください。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 紅参は「コウジン」と「ベニサン」、どちらで読むのが正しい?

A. 一般的には「コウジン」が多いですが、「ベニサン」と紹介されることもあり、どちらも同じ紅参を指します。

Q. 白参の読み方は「ハクジン」以外にありますか?

A. 一般的には「ハクジン」と読みます。薬草などの専門領域で「ハクサン」との表記されることもあります。

Q. 水参は「スイジン」と「スイサン」、どちらが正しい?

A. どちらも使われているため、文脈に応じて理解されます。

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